ボトックス/塗るボトックス
◆ボトックスとは◆
ボトックスとは、食中毒の原因となるボツリヌス菌から抽出された成分をしわの部分に注射することで、しわの改善を行う治療のことです。
従来のしわ治療ではメスを使って耳の後ろ辺りの皮膚を切除し、顔の皮膚を後ろに引っ張って縫い合わせるという外科手術が主流でした。
しかし、ボトックスの登場によりメスを使わないしわ治療が可能となりました。
ボトックス注射によって注入されるボツリヌス菌毒素の成分には、筋肉の動きを抑制するという働きがあり、しわの原因となる表情筋の動きを抑制することにつながります。
ボトックスが効果的なしわは「表情ジワ」と呼ばれるもので、代表的なものとしては目尻の笑いジワや額の横ジワ、眉間のしわ、口の周りのしわなどがあります。
表情のしわとは表情筋の動きによって刻み込まれるため、筋肉の動きを制御するというボトックスが効果を示すことになるというわけです。
ボトックス注射にかかる時間は、注射の箇所や本数によって違いますが10分~1時間程度。
また、ボトックス注射の料金も一部分のしわ治療であれば数万円から可能(病院により料金に差があります)ということ、比較的手軽にしわ治療が可能です。
しかし、注射の痛みや、頭痛、吐き気などの副作用を招くリスクもあります。
ボトックスの効果は永続的なものではなく、個人差がありますが2~6ヶ月程度のため、年に2~6回程度の注入を継続する必要もあります。
さらに、注射する量や注射箇所などは慎重に検討する必要があり、ボトックス注射の経験が豊富なドクターを慎重に選ぶ必要があります。
◆塗るボトックスとは◆
一方、「塗るボトックス」は上記の一般的なボトックスとは全く内容が異なります。
塗るボトックスとは、しわ改善成分「アルジルリン」という成分を含んだ美容液などの化粧品のことです。
アルジルリンはボトックス注射と同じ作用をするため、アルジルリン成分を含んだジェル・クリームなどが、一般的に「塗るボトックス」と呼ばれています。
アルジルリンはボトックスと同様に、筋肉の動きの元である神経伝達物質の放出を抑制し、目じりの笑いジワ・眉間のしわ・額の横ジワ等「表情ジワ」の原因となる表情筋の動き・緊張を緩和させる働きがあると言われています。
アルジルリンによる副作用はいまのところ報告されていないようです。
また、オクラの種子から得られるタンパク質である「オクラ種子エキス」もボトックス効果があるとして注目されています。

